「目は口ほどにものを言う」ということわざがありますが、今回は「口が人生に大きくかかわる」お話です。
口が整えば、目が相手に強く意志を伝えることは薄くなり相手に不快感を与えにくくなります。
目で意志を伝えるのは相手に負担を与えます。
また、目で意志を読み取られるのも幼い状態です。
口を整えれば目は一貫して穏やかになります。
「口のありよう(状態)」が人生に影響すること、またどう整えればよいのかを解説していきます。
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口が乱れれば心身に影響を及ぼす
口はその人の人格を表します。
最もその人そのものの、ありようを表している箇所です。
唇が美しく閉じていなければどうなるでしょう
健康面でとらえてみますと。
・口吸引呼吸(胸呼吸)になり姿勢が崩れる
・口吸引呼吸(胸呼吸)になり横隔膜が働きずらく体が固まる
・菌が入りやすくなり病気になりやすい
・口が乾燥し唾液減少で消化器系に影響する
・口の圧力が減少し、拮抗する舌の圧力が増大し顔が前に出る&出っ歯など歯が崩れる
・歯をかみしめ安く、力み緊張度が高くなりやすい
・力みのため間接に過度な負担がかかり痛めやすい(肩痛・腰痛など)
・頭部が前に出るため、腹部側の心臓、胃、腸などを圧迫してしまう
・首に負担がかかるため血液循環、主に脳に問題が起こる可能性が増える
・その他
心の面でとらえてみますと
・口は最大のその人の印象なので、見た目の印象が悪い
・口意識が薄いので、自分の発する言葉に丁寧さが足らない
・意識が口中心でない人は、目中心になりやすい。
【目中心】
・顔が前に出やすい=意識が外に出やすい=自分よりも他人に関心が行ってしまう
・目がいかつい(判別)、キョロキョロ目(疑い)、睨むなど相手に警戒心や不快感を与えやすい
・人を受け入れる前に評価が先行してしまう(景色を見ずに判別してしまう)
すごく単純な例:
①絵を見る前に、作者や値段を見る
②その人を感じ受け入れる前に、敵か味方か、有用か無用か判別する
など
心身両面から見てもいいことはありません。
美しい口を整えるためには
口を美しく整えるにはどうすればよいでしょう。
・唇をきれいに閉じる(口の端ほど丁寧に)
・歯をかみしめない。
・舌は上あご(歯に触れない)
・上唇優位(頬)で、引いた感じ
・目中心意識ではなく口中心意識(口でものを見るイメージ)
・口から出るもの(息・言葉・印象)に最大の関心
人やものを最初に評価せず、一つの景色として見えるようになれば成功です。
目線ではなく口線で対象を受け入れましょう。
様々なものにとらわれなくなり、穏やかな心もちになります。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。