姿勢の原点、心の安定は「正しい呼吸」をすることから

人生で大切な健康や心の安定・・・。
その中枢を担っているのは「呼吸」というのはご存じでしょうか?
「胸式呼吸」「式呼吸」の違いは何でしょうか?
今回は正しい呼吸と、人生と呼吸の関わりについてです。

正しい呼吸とは

よく「胸式呼吸」「腹式呼吸」と言われます。
単純には、口から息を吸うと「胸式呼吸」になり、鼻から息を吸うと「腹式呼吸」になります。
「胸式呼吸」は走った後など空気が足らない時の緊急時の呼吸で「腹式呼吸」に加えて、あばら骨の肋間筋を使用してのです。
「腹式呼吸」は通常時の穏やかでダイナミックな呼吸で肋間筋は使用しません。

本来、日常では「腹式呼吸」のみで呼吸します。
「腹式呼吸」は横隔膜で行う呼吸で、横隔膜が上下動をし気圧の変化で呼吸しています。
その為、お腹の膨らむ、へこむの変化はありますが、胸の変化はありません。
胸に変化があるとすれば、「胸式呼吸(口呼吸)」が混じっています。
胸に変化があると姿勢が崩れます。

緊急時は姿勢の崩れを許容して「腹式呼吸」+「腹式呼吸」をします。
これを日常にしてしまうんことが問題です。
日常、姿勢を崩しながら生活していることになるからです。

その為、日常は口を開けてはいけません。閉じているつもりでも、うっすら開けているので、しっかり唇を閉じましょう。
その際、歯をかみしめないように注意して下さい。

呼吸が心の安定につながる

姿勢が崩れれば、肩こりや腰痛などの問題が生じるのは自明ですが、実は心にも影響します。
胸は感情を表します。
心と体は互いに影響します。
胸が動けば感情が動きやすくなり、感情が動けば胸が動きます。
その為「胸式呼吸」を日常していると感情が動きやすくなってしまいます。
感情が高ぶりやすいので、不安定(怒り。落ち込みなど)になりやすくなります。
素敵な絵画や音楽に触れている場合は感動が広がりますが、日常では、特に人間関係ではおすすめできません。

姿勢を崩さず健康のためにも、穏やかな心を保つためにも口を閉じて「腹式呼吸」を心がけましょう。
幾を吐くときは口でもかまいません。
ちなみに、日常マスクをしていると口呼吸が日常化しやすいので注意しましょう。

   

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