股関節が固まって、場合によっては痛みのある方、歩きがスムーズにいかない方が多いようです。
股間節が硬いと膝や腰などに障害が出る可能性が高くなります。。
今回はなぜ股関節が固まるのかを日常動作の中で解説します。
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股関節は何をする関節でしょう?
股関節の役割は何でしょう?
・人体で最大の関節として体重を支える(荷重関節)
・歩く、立つ、しゃがむなど足の様々な運動を可能する
・上半身の重さを支える
・広い可動域を持ち、ぐるぐるまわすことも可能
などたくさんの機能を持った間接です。
間接には膝や肘のように開く閉じる(ねじらない)用の関節と、股関節や足首、手首などのように回せる関節があります。
肘や膝のようにねじれてはいけない間接はねじれば痛めます。
逆に股関節や足首のように回せる関節は、ねじれないと固まってしまいます。
多くの方は、股関節、足首が使えず、膝をねじって痛めている場合が多いようです。
股関節が固まる理由は?
では、なぜ股関節が固まるのでしょう?
実は現代人が常にコンクリートの平面上を滑らない靴底がゴム製の靴を履いて歩いているからです。
その為、現代人は足裏がある一定の形でしか地面に着地していません。
人によっては踵体重やつま先体重、小指側体重で足が開いている人など、形は様々ですが、その人の足裏の形は一定です。
そうしますと足首、股関節は一定のスイングしかせず無限回転動作やねじれが生じませんので固まります。
一定のスイングでは、ある部分の筋肉は動作しても他の筋肉は止まったままです。
では何をすればいいのでしょう?
単純には素足で「でこぼこ道」を歩くことが推奨されます。
簡単なのは砂浜歩行ですね。
素足は難しいと思いますので、できるだけ薄い靴底(足袋など)ででこぼこ道を歩いて下さい。
これだけで足首、股関節が稼働してきます。
足首、股関節は連動していますので足首が稼働すれば股関節も稼働します。
股関節は、ほぼ無限軌道なので一定の股関節運動をしてもすべてを使いきれません。
その為、下記のような体操ではどうしても固まってしまう部分が残ってしまい効果は低いです。
無限軌道の自然のでこぼこ道が最高の股関節運動になります。
つかまって安全を確保しながら、足裏でボールを転がす運動もよいです。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。