肩こり・ひざ痛大国の日本。
サプリメントもひざ痛にきくというものが多数見受けられます。
かくゆう私の父親も晩年85歳過ぎに「こ〇〇〇」という膝関節に効果ありというサプリを毎月1万円以上もかけて服用していました。
なぜ、ここまでひざ痛が起きるのでしょうか?
肘・膝をねじっていませんか?
手足を伸ばすためには、単に伸縮ではなくねじれが発生します。
歩いているときは、一歩一歩、足にねじれが生じます。
まず、このねじれが生じていることを感じている人が少ないと思います。
ましてや運動靴などゴム底は滑りませんので足は余計にねじれます。
このねじれている部位が問題です。
足首・股関節はねじれる場所ですが、膝は構造上ねじれられられません。
ねじれない膝をねじっているのですから膝を痛めるのは当然です。
肘・膝をねじらない感覚が大事!
膝をねじらないためにはどうしたらいいでしょう?
まず必要なのは、足裏の着地の仕方ですが、これは次回以降に解説します。
最初に膝がねじれていることを感じてください。
そこがスタートです。
そして膝をねじらないように感覚して歩いてください。
膝をねじらないように意識すれば、体(脳)は答えてくれます。
ねじらずに歩けば、だんだんと股関節が動き始めるのを感じる事でしょう。
肘もねじらなければ、肩甲骨が動き始めます。
写真はよくある「膝回し」の体操です。
でも実際「膝回し」をしているのはどこの部位でしょう?
膝をねじれば、まさに「膝回し」になります。(赤ライン)
膝を意識的にねじらなければ「股関節・足首回し」になります。(青ライン)
何事も無意識が原因です。
体を感じずに、一生懸命トレーニングしても効果は薄いです。
肉体感覚を高めて健康を高めましょう。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。