正しく歩く-⑲膝が抜ける、捻じれる、痛める、なぜ?

今回は膝の話です。
膝を痛めることと、股関節が固まる痛めることは同じことです。
膝が抜けていると膝がぐらぐらします。
単純にいえば、膝が歩行時、曲がりやすいので、膝主体歩行になっていることです。

膝が抜けるとは?

「膝が抜ける」とは、足首・膝・股関節の中で、膝が最も動きやすい状態をいいます。
膝が最も動きやすい(良くない)ので、歩く時、立ち上がる時など、一番動きやすい膝が一番動いてしまいます。
当然、膝が主体になれば大腿四頭筋(太ももの前側)が中心に動作をつかさどるようになり、足首・股関節はほとんど動かず固まります。
股関節の代わりに腰部が折れるようになり腰痛にもなります。
本来は膝がぴしっと決まり安定しなければなりません。
膝が決まれば、膝より股関節が動きやすくなり股関節主体の歩行動作になります。
股関節よりも膝が抜けてメインで動いてしまうことが問題です。
膝がメインになることで歩行時の捻じれが、「捻じれない膝」に来るので膝を痛めます。
逆に捻じれる股関節が、膝がねじれることで捻じれなくなってしまい固まって痛めてしまいます。
適材適所が出来ていない状態です。

膝が抜けずに決まるためには?

では膝が抜けないためにはどうすればよいでしょう?
答えは簡単で実現には練習が必要でしょう。
実は足裏のありように答えがあります。
結論的には足裏のアーチが崩れていることが原因です。
足裏の縦横のアーチがあれば膝は抜けません。
勝手に股関節主体の歩行になります。
実はいかなる体操・ストレッチも足裏が決まらなければ効果が期待できません。
すべてに先駆けてすべきは足裏のアーチです。
そのためには足指も大切です。
本来は
①足指が一本一本離れている
②足指が正しく地面に向いている。爪が上を向いてきれい
③足指が一本一本を意識的に動かせる
④足指は見えている先端ではなく足首まである自覚
が前提になります。
そのうえでアーチです。
地球が丸いイメージをして立ってください。
足裏で丸い地球を包むイメージです。
縦だけでなく横もです。
感覚が出来てくれば全方位で地球を包んでください。
この意識で生活していただければ劇的に変わるでしょう。

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