姿勢の誤解が招く体の不調⑧仙骨をきめれば背骨が動く

突然ですが背骨は動いていますか?
特に背骨の腰部が固まっていませんか?
腰部が固まれば、
・腰痛にになりやすい
・足が開いて2軸になり左右に倒れながら歩く
・足で地面を蹴ってでしか歩けない
・股関節が固まる
など年齢に関係なく動きが老いて見えます。
原因は仙骨の浮遊です。

動作のたびに仙骨が動く

仙骨が決まっていないと仙骨は浮遊した状態になります。
仙骨が動いてしまえば背骨は起点を失いますので伸縮やねじることができず背骨は同じ形のまま体内を動かされているだけです。
背骨が動作することを味わったことがない人が多いかもしれません。
背骨が稼働できない人は、
・手足でしか動作ができない
・手足を動かすと体軸がぶれる
・体幹を動かしても手足にちからは伝わらない
・ものに触れると体軸が崩れる
・ものを押しと反動が起きる
となります。
運動が進歩できない典型的なパターンです。
体操をいくらやっても体が柔らかくならない典型的パターンです。
合気道を何年稽古しても技が決まらない典型的パターンです。
空手をを何年稽古しても拳に重さが乗らない典型的パターンです。
ボール競技(バレーボールや野球など)をやってもボールに力が乗らない典型的パターンです。
道具競技(剣道・野球・テニスなど)をやっても対象に力が乗らない典型的パターンです。

では仙骨が決まるとはどうゆう状態でしょうか?

仙骨を決めて整う

仙骨は最強の骨盤の中にあります。
基本強さは動くためのものではなく動かないため(起点)のものです。
シーソーで言えば中心で支えているところが最も強い支点で出なければ子供は遊べません。
仙骨は背骨の起点です。(参考:頭部も起点にできま双方向です。)

仙骨は浮かせず、骨盤の下方に向かって思い切りおろしましょう。
仙骨の上部を思い切り下げてください。

下げ方は初級から上級までありますがまずは仙骨を思い切り下げることを練習してください。
いつでもできます。
立っても座っても歩いても体操時もいつでも実行してください。
だんだん感覚がつかめてきたら
・仙骨で足の内転筋を引き込む
・仙骨で腕から広背筋を引き込む
・仙骨で頭から脊柱起立筋を引き込む
が大事です。
宮本武蔵先生が「踵を強く踏む」と五輪の書に書かれています。
普通によめば地面を強く踏むととらえがちです。
実は踵で仙骨を強く地面に引き付けるが正しいと解釈しています。

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