仙骨はなぜ逆三角形なのでしょうか?
私自身も長年の疑問でした。
もちろん「これが絶対に正解だ」という決めつけはできません。
しかし動作の視点から一つの回答を解説したいと思います。
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仙骨を含む背骨は浮いていないといけない?
よく座っているときに座骨で座って、仙骨が椅子面などに接してはいけないといわれます。
理由は何でしょうか?
それは背骨が固まってはいけないからです。
現代人は背骨が稼働しない人が多いようです。
座面には仙骨、背もたれには背骨をつけてはいけません。
常に背骨は体の中で浮いている状態である必要があるため、外部にはどこにも接してはいけないのです。
また、背骨に頭の重さや体重がかかってもいけません。
これも背骨の固まる原因です。
では背骨を浮かすためにはどうすればよいでしょう?
股関節の締めが仙骨を浮かす
現代人は、がに股や内またなど股関節が閉まっておらず骨盤が落ちてしまって知る人が多いです。
お尻の垂れている人は皆そうです。
老後膝を悪くする可能性が高いです。
股関節を締めるとは、股関節をまっすぐにして左右の股関節が近ずくことです。
股関節が閉まれば仙骨が浮きます。
まさに仙骨が逆三角形であるがゆえに股関節が閉まると浮くのです。
イメージとしては股関節の締めで仙骨を浮かす感覚でOKです。
仙骨が浮けば背骨が解放されます。
ぜひ股関節の締めを心がけてください。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。