日本は腰痛大国と言われています。
今回はその改善方法を股関節の動作の観点で解説していきます。
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股関節の正しい認知
股関節を認知できますか?
腰痛の多い方は、この股関節の認知がよくできていないケースがあります。
股関節は骨盤内部にありますので触れませんから認知しにくいのも要因です。
腰痛の方は骨盤認知で動作しています。
骨盤は外から触れることもあり認知しやすく、骨盤を主に動かして動作します。
お辞儀を骨盤から動作すれば仙骨と腰椎のところに負担が来ます。
野球で骨盤意識が強ければ腰が先に回って開いてしまいます。
武道で骨盤意識が強ければ、腰(骨盤)を回すことが力の元と思ってしまいます。
骨盤はむしろ静止点で動作点ではありません。
股関節から動く
動作の始点、特に移動などは股関節が始点になります。
骨盤が静止点として安定して初めて股関節が動きます。
骨盤が動いてしまうと股関節はうまく動けません。
能や狂言、武道や弓道などでみられる「すり足」は実は足の水平移動ではありません。
骨盤の水平移動の結果、すり足になっています。
骨盤が水平移動するので、歩行は重心移動となり骨盤が上下動でず静止しますので必然的に股関節可動歩行になります。
スリッパや草履でパタンパタン音のしない歩行となります。
日常の歩行で骨盤が上下動しないように歩いてみて下さい。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。