前回は仙骨の向きについて期しましたが、ありとあらゆるものがつながっていますのでトータルで理解することが重要です。
仙骨や骨盤の傾きにも影響するのが筋肉の固さ、硬直です。
多くの方が柔軟体操、ストレッチをされていますが、伸ばすことはいいのですが関節を伸ばしてはいけません。
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関節部分は伸ばしてはいけない
関節は大きな可動域です。
体からすれば外れやすい部位ですから守りたいわけです。
そこで関節部は伸縮性の少なく強靭な靭帯でつながれています。
主に伸びちじみするのは筋肉で靭帯ではありません。
現代人はレントゲンや骨の図を見る機会が多く関節意識が強いため、動作も関節意識、ストレッチも関節伸ばしになりがちです。
開脚などのストレッチで「股関節」が固いと考えがちですが、関節はむしろ縮めて太ももの真ん中を伸ばすべきです。
股関節と膝の靭帯を固定しももの内側中央部を伸ばせば開脚ストレッチになります。
関節は固定し骨を伸ばすイメージで
ストレッチは靭帯ではなく筋肉を伸ばすことですから、靭帯の集まっている関節部は伸ばしてはいけません。
大概のストレッチが失敗する理由はこれです。
骨を伸ばすつもりでストレッチしましょう。
肩、肘、股関節、膝、足首は特に靭帯が強い場所ですので伸ばせば反動でかえって固まってしまいますので注意が必要です。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。