現代人はほとんど平地しか歩きません。
そのため、股関節と脛(すね)が、固まっている人が多いです。
膝が股関節よりも上がる機会がないため股関節が固くなります。
股関節を稼働させるためには膝が股関節を超える運動が必要です。(次回以降)
では今回のデーマである脛(ふくらはぎ)はなぜ固くなるのでしょうか?
脛(すね)は膝から足首にかけての全体です。
ふくらはぎ部も含んでいますのでイメージしてお読みください。
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脛(ふくらはぎ)が固くなる理由
脛(すね※主にふくらはぎ部)は第2の心臓と言われるほど活性化していてほしいところです。
ここが固まっていますと「ひざ痛」「静脈瘤」の原因の一つになります。
固くなる理由は様々にあると思いますが、大きな要因は平地しか歩かないことです。
例え砂利道などの、でこぼこ道を歩いても優秀なシューズが吸収してしまいます。
このため脛(すね)が活躍する場がなく固まってしまいます。
そもそも脛(すね)の役割は何?
脛(すね)は骨2本から成り立っています。
これはねじれる箇所(らせん状に)ということになります。
実は地面の様様な形状に対してねじれてバランスをとる箇所が脛(すね)+足首なのです。
ところがここが固まってねじれなければ、膝がねじれてしまいます。
実はこれが膝痛の一つの原因なのです。
脛(すね)をストレッチ
脛(すね)を柔らかくしましょう。
もむだけでなく、脛をねじるようにストレッチしましょう。
この時、膝は絶対にひねってはいけません。
脛(すね)が柔らかくなれば、足裏の地面のとらえが変わるでしょう。
ストレッチは意図的にねじっていいですが、歩行中は意図的にねじらず体に任せてください。
脛が「ねじれてるなー。」「地面のとらえがいいなー。」と感じるだけです。
ねじれは地面の形状に合わせて様々な方向に勝手に体が行ってくれます。
特に膝がねじれていないことを感じ取ってください。
地面に対して健やかな捉えで歩行が可能になります。
これは幼稚園児から80才超のお年寄りまで指導し検証しています。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。