今回は「歩く」ことと「呼吸」の関係です。
「吸う」ことと「吐く」ことは動作が逆になる
人の基本動作は言うまでもなく「呼吸」です。
今回は「呼吸」に関しての詳細は省きますが「呼吸」は大切です。
何か呼吸系の病気にでもならないと気づきにくいのですが、健康であってもすべての動作に呼吸は関係しています。
生きることは動いていることですから、生きることは呼吸することといっても差し支えないでしょう。
歩くとは体を前に進めることです。
足だけで移動していtるわけではなく全身運動です。
特に問題なのは息を止めることですが通常はないと思います。
スポーツなどで踏んばる、ジャンプする、投げるなどの時に呼吸を止めてしまう人はいるかもしれません。
特に注意したいのが、前足が着地した時です。
この瞬間に息を「吸う」状態ではいけません。
吸うと足が緊張し膝が前へ曲がらなくなります。
吐いている状態で着地すれば膝が自然と前へ曲がります。
この状態が推進力となって重心移動が起きます。
ご自身の歩きをよく検証してください。
歩行指導ではまず呼吸からスタートです。
着地した瞬間に吐くのではなく、着地する前から吐き始める必要があります。
意識にとっては、わずかなことに思えますが体にとっては重要なことです。
数十年繰返せば、人によって大きな差となるのは必然でしょう?
若者は高いパフォーマンスを、ご年配は健やかな歩行を実現しましょう。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。