歩行は着地ではなく着重?足裏2段アーチと3点立ちで劇的改善

今回も実にシンプルです。
歩行の最重要の極意版です。
フラット着地(ミッドフット)、かかと着地(ヒールストライク)、つま先着地(フォアフット)などが議論されまますが、本質的には無意味です。
走っているのか、歩いているのか、平面を歩いているのか、でこぼこ道を歩いているのか、階段を下りているのか、上っているのかで着地は変わります。
着地方法は固定できません。固定してはいけません。
高いところから飛び降りたとき、かかと着地では怪我します。
重いものを押すとき、つま先着地では力が出ません。

歩行は着地ではなく着重が問題?

表題にあるように着地ではなく「着重」が重要です。
着重とは何でしょうか?
着地は地面に最初に着いた瞬間を指します。
着重は着地後、体の重さが最も乗る瞬間を言います。
着重は着地の後に来ます。

問題はこの着重の瞬間にあると考えてください。
この時に足裏のどこに過重されているかが大切です。
着地に目を向けがちですが(これも大切ですが)重さの乗る着重点こそが歩行上大切です。
ではこの着重時どこが接地点になるのでしょうか?

足裏2段アーチと3点立ち

着重の足裏は以下のようになります。
●母指球・小指球・かかとの3点立ち
●上記3点のアーチと足指のアーチの2重アーチ

3点立ちは、母指球・小指球・かかと以外には体重を乗せません。
特に足指には体重を乗せてはいけません。
もちろん足指で地面を蹴ってもいけません。
出来れば3点均等についてください。
均等に着けない場合は背骨特に腰部が硬くて足の甲(リスフラン関節など)が動きにくいためです。

正しい3点立ちができれば、どんな運動をしても膝はひねられません。
また重心点はこの3点より外に出ません。
多くの方は、この重心点が母指球・小指球ラインを越えて足指まで出てしまいます。
これゆえ地面を足指で蹴ってしまいます。

足裏がすべての運動のかなめです。
しっかりとほぐし鍛えましょう。
特に足裏は背骨とつながっていますので、関連して鍛えることも重要です。

 

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