これまでも腰痛などの体の不調は足の浮指が原因と記してきました。
今回は手指を含めた「指」の使い方です。
指の意識が変わるだけで姿勢が大きく変わり劇的に体調が良くなります。
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指先まで意識する(気を通す)
皆さん指先まで気を通していますか?
よくバレイなどで指先まで気を通してといいますが、実は日常でも大切です。
先の先、最低でも指紋の部分まで意識する必要があります。
多くの人が指先まで意識が行かず甲あたりで止まってしまいます。
これが実は大問題なのです。
所作の美しさはもちろんですが、それ以上に動作に違いが現れます。
足の場合は、足指の先端まで意識が通り、足指の先端10本すべてが大地をとらえていることが大事です。
これができなければ踵・母指球・小指球の3点立ちになり、そのどこかに体重が乗って膝がねじれ腰が固まります。
どの点に荷重がいきやすいかは、運動のシーンや癖で変化しますが、固まることは同じです。
俗にいう踏ん張った状態になることです。
足の小指に感覚はありますか?
もしかして薬指側に傾いていませんか?(靴の問題)
持つものにまっすぐ指紋をつける
湯呑を持つとしましょう。
この時、手の指先(指紋部)がきれいについていますか?
それともいくつかの指が浮いたり傾いてはいませんか?
ちなみに野球のバットを持つときに指がきれいにバットについていなければ力は伝わりません。
PCキーボードを打つ時も、指が水平にまっすぐついていますか?
対象物に指がまっすぐつけば手足動作が体幹動作になります。
指先まで気を通しましょう。
足指の先端で大地を感じましょう。
手指10本すべてで指先まで丁寧に対象物に触れましょう。
この日常が体に劇的な変化をもたらします。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。