正しく歩く-⑫歩行中、足がなぜねじれてしまうのか?

本来、足はまっすぐ振り出したいのに、なぜか捻じれてしまう方多いようです。
捻じれれば、足が地面にまっすぐつけず負担がかかってしまいます。
足首、膝、股関節など、主に関節がその被害に会い痛めてしまいます。

筋肉はねじれ、骨はまっすぐに

柔軟性が大切なことは言うまでもありません。
多くの人が柔軟体操、ストレッチを試していることでしょう?
しかし努力している割には?とその効果に疑問を感じられている方もおおいかもしれません。

ここに身体感覚の落とし穴があります。
動作するときに、「筋肉はらせん状にねじれ、骨はまっすぐに動く」という基本原則があります。
ところが現代人は緊張感の高さから力みが強く、筋肉が固まってしまい、筋肉と骨が癒着して別々に動けないのです。
脳が、固い骨と柔らかい筋肉であれば仕分けできるのですが、固い骨と固い筋肉では区別がつかずいっしょくたになっているのです。

そのため、ねじれて動く筋肉にくっついて骨もねじれて動いてしまうのです。
本来は「筋肉はらせん状にねじれ、骨はまっすぐに動く」が正しいのです。
後ろ足の筋肉は、特に内転筋が膝の内側からお尻(仙骨)の方へねじれて動作するのですが、この時、骨も内側へねじられてしまいます。
内転筋が使えず、大腿四頭筋に力が入ってしまう方(こちらのほうが多い)膝関節にねじれが生じます。

骨と筋肉は別々でなければいけません。
この両者を分離することが、本来の柔軟体操です。

   

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