正しく歩く-⑪足を開いて歩かない

歩行するとき、人間は2足歩行ですから、列車の2本のレール上を歩くようにされている方が多いようです。
足を悪そうに歩かれている方がどのように歩かれているでしょうか?
ほぼ間違いなく、両足を開いて歩いています。
足の悪い人ほど足が横に開いて、幅の広い2本のレール上を歩いています。
足が悪くて足を開いているのではなく、足を開くので足が悪くなるのです。

本来は足を閉じて直線上を歩く

2本のレール上を歩くのではなく、1本のライン上を歩くことが本来です。
2本のレール上を歩くとなぜ足を悪くしやすいのでしょう?

・体が常に左右に倒れることを足で支えているため足が曲がりやすい。
・まっすぐしか曲がれない膝を常にねじっている状態になる
・体幹(肋骨)、背骨が使われずに固まる
・股関節からしか足を使わないので骨盤が固まる、仙腸関節が使われない。
・足が太くなる。
・バランス感覚が悪くなる。
・その他

などです。

仙腸関節を歩行で使う

骨盤は仙骨を挟んで左右に分かれています。
しかし足を開いて歩いている人にとってはここは一つに塊にしかなりません。
仙腸関節を使わないからです。
足を直線状にそろえる以外に仙腸関節を歩行で使う必要がないからです。

まず、肩幅より足を広げて歩かないようにしましょう。
次のステップで1本のライン上を歩く練習をしましょう。
骨盤が固まっている人に少々難しいかもしれませんが、徐々に緩んでくれば開いて歩くほうが気持ち悪くなります。

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