街中やお店だけでなく、旅行先でもバリアフリーやエレベーター、オストメイトトイレなど、障がいや疾病のある方にやさしい施設が目立つようになってきました。
それでも当事者の立場からすれば、やはり見知らぬ土地や泊まりがけとなると心配は尽きないのではないでしょうか。それが海外となればなおさらです。
ここでは海外旅行を検討する際の注意事項を取り上げてみました。
1.現地の状況を見極めよう
ひとくちに海外と言っても社会情勢や生活環境、宗教など、旅行者を待ち受ける状況はさまざまです。
行く先がどのような場所なのかといった情報を集めるのはもとより、その地域でその障がいに対して理解やサービスがあるのか、といったことまで知っておく必要があります。
2.疾病・障がいに応じた下調べを
航空機やホテルの予約にも注意が必要です。
聴覚や視力、また歩行に障がいがある場合には伝えておくと、適した座席や部屋を用意してもらえる場合があります。
また車椅子や酸素ボンベなど携帯が必要な機器がある場合にも、必ず予約の際に相手に伝えるようにしましょう。
常用している薬や酸素ボンベを携行する場合には、主治医に英文の診断書を書いてもらうと、空港その他で事情説明を求められたときにスムーズです。
現地で病院にかからなくてはならない事態になった場合にも役に立ちますので、ぜひそろえておきましょう。
3.旅行会社を利用して不測の事態に備える
個人で海外旅行を計画しようとすると大変な労力がかかります。
しかし、最近では大手旅行会社でも、障がいや疾病に対応する旅行プランが用意されています。
旅行会社を利用すれば、現地の情報収集は個人で行うより格段に楽になります。
また体調や症状についてもあらかじめ相談し、場合によっては介助員をつけることもできるため、現地で不測の事態に見舞われたときにも安心です。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。