姿勢の誤解が招く体の不調⑥動作は片手で行わず両手で行う

日本人の多くの方が、腰痛をはじめ、膝痛、股関節痛などに苦しんでいます。
片手で柏手は打てぬ、片手で錐は揉めぬ(かたてできりはもまれぬ)など物事を成し遂げるには両者の協力が必要ということわざがあります。
人間関係で主に使われますが、ズバリ「手」も片手ではパフォーマンスの半分も発揮できません。
実はこの片手意識が問題なのです。

動作の質は両手の関係で決まる

両手が必要なこと、大きなものや重いものを扱うときは両手を使われるでしょう。
箸や歯ブラシを持つなど片手ですみそうなものはどうされていますか?
実はこの片手ですませようとする安易な動作が大問題なのです。

常に両手を使う意識を持ちましょう。
両手を使えば身体動作も優れますが、相手からみて丁寧な動作にみえます。
相手を尊重する。
軽そうなものを軽く扱うのでは無く、すべて大切なもの重く扱うことが大事です。
相手を尊重するならば、話も両耳で聞く意識を持ちましょう。
こちらの心持ちも相手の印象も変わります。

両手は支え合う関係なので別動作

ところが両手で重いものを持ってもギックリ腰になる場合があると思います。
これは両手が同じ動作をしているので両手では無く単なる2本の腕にすぎません。
右手と左手が同じ目的で違う動作をする事が肝要です。
左手がささえ右手が動かす。
この時は支える左手が主体ですから先に対象に触れます。
まさに夫婦の関係ですね。

・ものは軽いものでも両手で扱う
・両手は同じ目的で別動作
・手招きも両手
・話も両耳で聞く

是非実践してみてください。

   

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