ラジオ体操をはじめ、様々な柔軟体操、ストレッチ、筋肉トレーニングなど体操の種類は無限にあります。
多くの方は、どの体操、トレーニングが効果があるのか、その種類を探す場合が多いでしょうし、その手の本や映像はニーズに合わせて沢山でています。
しかしこれが一番いいと思っても、いざやってみると、それほどでもない、続かないケースが多いでしょう。
今まで何種類もやってきた方も多いと思います。
現在では運動も科学的になりデータがとられていて、アキレス腱伸ばしなど、走る前に行うと記録が落ちるという不思議な結果になっています。
故障率もストレッチしてもしなくても変わらないというデータが出ています。
毎日、ラジオ体操をしていても「毎日している」という達成感はあっても、体が柔らかくなったり活性化したりしない経験が多いかもしれません。
このシリーズでは、運動の種類ではなく、その質を改善することを趣旨としています。
実は運動の中身を変えれば、その運動の種類にかかわらず効果は上がります。
どんな柔軟体操、ストレッチ、筋肉トレーニングでも問題ありません。
手足の指先まで気を通す
人は体の各部を意識したところが良く動きます。
日頃、意識から外れているところ(足指など)や意識しすぎて緊張しているところ(肩、腰が多い)が固まりやすくなります。
運動には必ず手足の動作が入りますが、実は指先の指紋のところまで意識をすることが大切です。
ここでは、意識しすぎて緊張しないために指先まで「気を通す」と表現します。
多くの方は手といわれると、手の甲あたりで意識が止まってしまい指先まで気が通りません。
踊りでも指先を大切にするように重要なのです。
ラジオ体操でもストレッチでも、実は歩いているときでも指先まで気を通して行っていることで質が変わります。
今、皆様のされている運動を指先まで気を通して実施してみてください。
今までとは違う効果が感じられるはずです。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。