肩痛や手のしびれなどの原因はさまざまにあります。
今回は意外な原因で、今まで動かなかった肩甲骨が突如動き出す「目からうろこ」な内容です。
表題にありますように、自分本位ではなく、手が回り込めば肩甲骨は動きます。
これはどういうことでしょう。詳しく解説します。
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最短距離(直線)での手の接触は相手に失礼?
だんだんと横着になりますとものを持つときに体を動かさずに肘を伸ばし始めます。
これは以前記しました。
今一つ横着の動作があります。
ものを取る、触れる、動かすなどの時に最短距離(直線)で手を出してしまう時です。
自分にとって最短距離は楽ですが、触れられる側の相手にとっては優しくありません。
例えばコップの水平面に対して、上から斜めに取ろうとすれば、最初の接触はぶつかります。
コップの水平面に対して手のひらも水平になるように回り込まなければ優しくありません。
子供の頬っぺたを慈しむように触れる場合、ほほに向かって直線的に手は伸ばしません。
ほほを包むように、手は回り込むはずです。
逆におこって叩くときは直線ですね。(人生に不必要ですが)
相手を大切に思えば、人は自然と包み込むように、優しく触れるように回り込み最短距離は通りません。
肩甲骨は手が回り込めば動く
最短距離で手を出したとき、肩甲骨は動きません。
肩甲骨は回り込むようにできています。
何気なく手を出すのではなく、相手を包み込むように手が回り込めば肩甲骨はガシガシ動きます。
相手にも優しく、自分も力ずよく活性化します。
まさに急がばまわれですね。
最も大切なのは、最短ではなく最善ですね。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。