日本人の多くの方が悩んでいらっしゃる腰痛・膝痛からの脱却方法です。
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一日平均2万回も呼吸している
一見無関係の内容に思われますが、腰痛・膝痛も肩や背中の痛み、四十肩・五十肩もまずは呼吸から改善すべきです。
人間の力で最も力が強いのは「呼吸力」で、正確には横隔膜を中心とした運動です。
くしゃみで肋骨を骨折したりするほど、本当に力が強いのが呼吸です。
一日平均2万回も呼吸していますから、身体に与える影響は甚大で、心にもその影響は及びます。
現代人はこの呼吸が浅くなってしまい、横隔膜が動作せずに固まってしまっている方が多いようです。
現代人は自然との接触が少なくストレスが高いため呼吸が浅くなっているのです。
首や肩、胸の全面を使って吸い、軽く息を吐いています。
複式呼吸といってもお腹の前面しか膨らまず、お腹全体、わき腹や背中部分もつかっていないようです。
実は、体の胸やお腹の前面部を主に使った呼吸をしていますと、腰を前に引っ張り腰痛の原因になります。
一日2万回ひっぱっているのですから、腰痛になりますよね。
腰を引っ張れば体はつながっていますから膝も引っ張りますよね。
現代人は酸素を吸いすぎ
過呼吸は緊張のあまり、吸ってもはけない状態のことを言います。
現代人は軽度の過呼吸状態といえるかもしれません。
きちんと吐けない人は、肋骨が広がったまま固まっています。
広がりすぎかどうか簡単に計測することもできます。
胸郭が広がって固まれば、背骨の可動域が狭くなりますから柔軟性は低くなります。
そのため歩行の柔軟性、衝撃吸収力が弱まり、この意味でも腰膝を痛めます。
体形にもよりますが、ウエストが寸胴なのはそのための可能性があります。
きちんと横隔膜を使って吐くことができれば簡単に改善します。
鼻で吸って鼻で吐いてください。
鼻腔空間を意識するとさらにスムーズです。
特に脇腹や背中が呼吸に参加していることが大事です。
呼吸に旅に体が前に引っ張られてはいけません。
よりよい呼吸法につきましては次回掲載いたします。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。