腕の構造はどのようになっているのでしょう。
もちろん肩から腕が生えているわけではありません。
股関節のように大腿骨が骨盤にジョイントでしていません。
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腕の構造は?
腕は上腕が背中側の肩甲骨にジョイントし、肩甲骨が鎖骨、鎖骨が肋骨につながり、骨格上はここでようやく胴体部につながります。
上腕部(ぞくにゆう肩)が、直接胴体につながっているわけではないのです。
イメージとして、手は胴体の真ん中ではなく、背中側にジョイントしています。
腕を回すとき、胴体部の真ん中で回してはいけません。
このイメージこそ肩を痛める原因であり、四十肩・五十肩の温床になります。
肩は肩甲骨の位置(背中側)で回さなければなりません。
改めて言いますが、腕は骨格的には胴体につながっていません。浮いている状態です。
腕はどこから使う
では腕はどこから使うことがベストでしょう。
肩甲骨からという多くの指導がありますが、間違いではありませんが、ベストでもありません。
腕は肩甲骨より少し先の、背骨(下図の赤い部分)から使うことが推奨です。
肩甲骨も腕の一部ですから、腕から腕を使うのではなく、体幹(背骨)から使うとさらにスムーズです。
肩甲骨と背骨の間の部分が固まっている人は多く見受けられますが、この部分が使えていないからです。
ここをイメージした、動作・筋トレ・ストレッチなどをしてください。
若い方でパワーを上げたい方は、ここを意識した腕立てや懸垂をするといいでしょう。
年配の方や痛みのある方は、この部分を意識した腕回しや肩回しをして下さい。
イメージができればできるほど効果が変わってきます。
筆者考案の「スナップ体操」は効果てきめんですので、いずれ紹介させていただきます。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。