年齢を重ねると、膝・腰を痛める日本人がたくさんいらっしゃいます。
前回書きましたが、まずは足指が原因と考えられます。
今回は今ひとつの原因、膝について紹介したいと思います。
おそらくほとんどの人は「歩く」ということに無関心かもしれません。
何らかの怪我や病気でもしない限り、歩くことがあまりにも当たり前の事だからだと思います。
歩くことが困難になって初めて気づくよりは、できるだけ早く「歩く」事のすござ、素晴らしさに気づけると良いと思います。
今回はその「歩く」場合の「膝」のありようです。
ほとんどの日本人はここが間違っています。
そのため
・膝を痛める
・歩いて疲れやすい
・足が太くなる
・お尻が下がって足が短くみえる
・足が遅い
という日本人の姿が現れやすくなります。
どこが間違っているのでしょうか?
(誤)
①足が地面につく前に膝が伸ばす
②体より前に足をつく(足が地面に対して斜めにつく)
③膝を引いて体を前に出す
(正)
①足が地面につく前に膝を伸ばさず膝下は脱力
②足が地面についても膝を引かない
③股関節が前へでる
足が地面についてから膝を伸ばす(引く)歩き方は、地面を蹴って歩いていることになります。
地面とケンカしている状態ですね。
特徴として靴の底が削られやすいです。
正しく歩けば靴底はほとんど削られませんし、かなりの時間歩いてもほとんど疲れません。
一見わずかの差のようにみえますが、結果はかなり違います。
膝の力が抜けて、まっすぐ足が地面につく歩き方をすれば膝・腰お痛める事は少なくなると思います。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。