人が生きるということは運動することです。
その運動の中で最も大切な動作が「歩く」ことです。
残念ながら、学校での授業にもありませんから各々感覚だけで独自に歩いているようです。
ダイエット目的でも、競歩でもなく本来の自然な歩き方です。
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足首の柔らかさが重心を運ぶ
ほとんどの日本人は地面を蹴って歩いています。
靴も地面を蹴る前提で作られています。
つま先が上がっていますよね。
足の浮指が問題とされていながら靴はどんどん先が細くなり上がっています。
地面を蹴れば足裏が滑りますからどんどんと滑らない靴裏が開発をされています。
ますます地面を蹴りますので足首が固くなり可動域が狭くなります。
そのため昨今では「和式トイレ」がなくなったこともあり、踵をついてしゃがめない人が増えています。
私は幼稚園から高齢者まで指導させていただいておりますが、驚いたことに小学生ですらしゃがめない子がいます。
足首が固く地面を蹴って歩いていますと体感が使えず足先歩きになりますので、晩年、腰・股関節・膝を壊しやすくなります。
歩くときには足首の力を抜いてください。
足首より下はプランプランの状態が正しいです。
地面を蹴って足首が稼働するのではなく、脱力しているため重力で曲がることが推奨されます。
足首プラプラ体操
手での足首回しでは足首は柔らかくなりません。
体重を支える強度を持った個所を手で回しても効果はありません。
立っても座ってもよろしいですので、体幹を使って足首から先を振ってください。
30秒もやれば効果があります。
足首に力を入れて足先を動作しても効果がないどころか、かえって固まってしまいますのでご注意ください。
この記事の執筆者
東京在住-武道歴40年(現極真空手五段師範)
(株)AZUMAのホームページ制作に関わって10年。空手・古武術・合気道・総合格闘技などジャンルを超えて身体動作を追求。空手道場を30年以上続けてる一方で、幼年からシニア(80歳以上含む)幅広い年齢層に対して道場、学校、体操教室などでの指導経験をもつ。年齢に関係なく正しい動作改善により健康(腰痛、膝痛など)・パフォーマンスが劇的に変わることを教える。